世田谷学園は唯一の希望だった。
うちの子の第一志望は芝だが、学力は足りていなかった。
2/2の世田谷学園の偏差値はY57で、こちらも偏差値は6足らなかった。
ただ、過去問との相性は良いのか合格最低点を超えることが何度もあった。
塾の先生からも世田谷学園は大丈夫だと言われ、特に直前は調子が良かった。
芝が厳しいのはわかっていたが、世田谷学園が取れたらと。。
そんな希望があった。
2/2 AM 世田谷学園へ
この日は雪の予報だった。
それが朝には雨の予報に変わり、入試は通常通りだった。
2/1と同様に、息子は緊張していなさそうだった。
「いつも通り。解けるところから解くんだよ」
と言って見送った。
試験終了後
うちの子は常に算数がネックになる。
「中学受験は算数で決まる」というのは、本当に本当だった。
ただ、今回だけは少し違っていた。
試験終了後に息子が言ったのは、
「国語で推理小説が出た。シャーロックホームズ」
最初は何を言っているかよくわからなかった。
「地図を描く問題があって、時間もなくてできなかった」
話を聞いていくと、国語の傾向が変わったようだった。
推理小説が出て、その文章から地図を描く問題が出たようだ。
推理小説は、地図だけでなく記述もよくわからなかったと。。
国語は過去問で常に合格最低点を超えていたので、これには不安を覚えた。
合格発表へ
芝で不合格だったので、世田谷学園はどうしても受かって欲しかった。
20時に合格発表が来る。
今回も息子がクリックした。。
「残念ながら、不合格となりました。」

実際に体験する不合格
これには精神的に追い込まれた。
受かると信じていたものが、受からない。
グノには電話で報告した。
息子は辛さを見せないようにしているのか、2/3の過去問に取り組み始めた。
不合格の想定はしてきたが、実際の体験は何より辛いものがある。
魂がえぐられるような感覚だった。
まだ2/2が終わってばかりだが、可能性は限りなく狭まってしまった。