芝には特別な思い入れがある。
(親は本郷の方が好きだが、息子は芝がお気に入りだ)
文化祭には3年連続で行き、硬式野球部に入りたいと息子は思ってきた。
野球部には息子の先輩が所属しているのも理由の一つだった。
ただ、思い入れはあるが、学力は足らない。
「偏差値58の壁」とはよく言うが、、芝の偏差値は60
偏差値58を超えてくると、入試問題が難化するように思う。
暗記だけでは解けない問題も多く、うちの子には相当難しい。
ただ、入りたいならどうにかするしかない。
今さら58の壁は超えられないのだから、暗記だけで合格最低点にぎりぎり届かせるしかなかった。
芝を攻略へ
・社会はほぼ暗記でどうにかなるのでうちの子でも合格者平均に届いた。
・国語は「記述だけ」というのが合っていて、グノーブルの授業はすべて記述だけだった。
・理科は暗記と理解の両方が必要だが、合格最低点に届くこともあった。
・算数は一番のネックだった。
100点満点で、入試1週間前に37点、入試4日前に19点だった。
これはどう考えても受かるレベルではない。。
他でカバーしても、少なくても算数で45-50点は必要だった。
他の3教科がたまたま上手くいって、算数が45-50点を取るのは奇跡に近い。。
そこで、賭けに近いことをするしかなかった。
芝の算数はダイヤグラムが頻出で、これを完答させるしか方法はない気がした。
ダイヤグラムが出なければ不合格だが、それは仕方ない。
家庭教師の先生にお願いして、ダイヤグラムの解法をパターン暗記させた。
そして一度も合格最低点を超えないまま、2/1を迎えた。
2/1朝
息子も2/1は緊張するだろうとは思っていた。
大宮開成とは違って、ずっと入りたかった学校なのだから。
だが、朝になってみるとぐっすり8時間半寝られたらしい。
そしていつもと全く同じだった。
朝に基礎テをやって、妻と私と息子の3人で出発。
芝には1時間前の7:30には着いて、そのままするすると入って行った。
見送りの言葉は一瞬で、
「時間配分だけ気をつけて、いつもと同じようにね」
何事もないように、大きくなった背中だけを見送った。
2/1 試験終了後
試験が終わって校舎から息子が出てきた。
試験のことは気になるものの、午後受験に向けて準備していく必要がある。
ただ、うちの息子から芝の様子を話し始めた。
「算数はみんな戸惑ったと思う。傾向変わっていたよ」
え?
見てみると大問の数が5個まで減っていた。(昨年までは8~9個)
そしてダイヤグラムは出なかった。。
そうなるとうちの子には、相当厳しかっただろう。
※算数の合格者平均を後日見ると、46.5点で過去一で低かった。。
とにかく午後入試に向けて、切り替えることにした。
芝の合格発表は2/1の20時だったが、2/2の世田谷学園が終わってから見ることにしていた。
つづく。